2022/04/23

 久しぶりに酒を飲んだ。ジャックダニエルをコーラで割る、いわゆる「コークハイ」というやつ。まあこれがうまい。安酒界(そんなものが存在するのであれば)ではぶっちぎりにうまい酒である。何飲もうか困ったらこれを飲めばいいと思う。ウイスキーの濃さも調節できるし最高。開始そうそう酒の話ばかりしているけれど、ぶっちゃけそんなに酒に強いわけじゃない。ヘテロだしね。でも、ペースさえ考えればずっと飲めるし、一回吐いて覚醒すれば永遠に飲めるようになる。

 

 今日は一週間の解剖実習終わりで少し飲んでパァーっとしたかったし、飲みたい奴と話せたいしそれなりに楽しかったな。これくらいの幸せがなぜか安心する。幸せすぎるってのはどことなく不吉な霧が漂う感じがして、幸せを感じたあとに無性に死にたくなる。こういうのって俺だけなのかね、みんなもそうなのかな。だとしたら、存外平凡な反応でちょっとつまらないかもしれない。まあいいや、こんなことを話したいわけじゃない。

 

 『チェンソーマン』っていう変態藤本タツキが書いたやばい漫画がある。僕はそれを「読む麻薬」なんていう安っぽいキャッチコピーで読んでいるけど、悪くはないと思う。よくもないけどね。実際そんな感じで、ストーリーがすごいとかじゃないんだよ。勢いがすごいって言うのかな。すべてを巻き込みながら、破壊して、ぐちゃぐちゃにして、それが読んでる側からするとある種のカタルシスみたいな、その五文字のカタカナよりもっと揺らいだ日が燦燦と照り付ける海に浮かぶ筏に仰向けに眠っているときみたいな解放感に包まれる。そいつがたまらない。何周も何周もしてしまう。これは困った。解決策ではないけど、澁澤龍彦の『スリルの社会的効用について』というエッセイでそれの答えの一部分になりうる文章が載っているから、『チェンソーマン』が好きで好きでたまらない方には是非読んでほしい。

 

 諸事情によりしばらく禁煙してるけど、今めっちゃ吸いたいなあ。煙草って普通に美味いからさ。吸うのは勧めないけど、僕はこれが結構好き。なんで進めないかって言うと、身体にも悪いし、印象悪いから。でも、煙草吸うといろんなものが見えやすくなる。これは煙草の化学的作用のことではなくって、煙草の使用による新世界or新観念への没入(なんか変な言葉だしミスってね?)が得られるってこと。煙草を吸うと喫煙者が何を観ているかわかるし、なにより偏見が無くなる。煙草を吸うと健康に危害がおよぶ???果たしてそうなのか?健康って何だろうか?そんな素朴な疑問も思いつくようになる。例えばの話。それでもやっぱり僕は煙草を勧めない。軽々吸っても中毒になるしね。

 

 最近、『おかえりアリス』の新刊が出たんだけど、男とか女ってマジで何なんだろうね。わっかんね。最近そればっかり考えてる。

 

 これくらいで終わります。小説頑張ります。ばいばい。